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ウチワサボテンの実(カクタス・ペア)

情熱を果実にひそめうちわサボテン   詠み人知らず


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幡豆が丘の近くの空き地で見つけたウチワサボテンの実。車から見た時は花かと思いましたが、近づいてよく見ると花ではなく実でした。

この実の中はどのようになっているか見たくなり、持ち主も分からないので、無断で熟れた実と青い実を1個ずついただいてきました。
無防備に実をもぎとったら、チクッとして棘がささった時のような痛みを感じました。家に帰って虫メガネで手の平を見ても、 棘のようなものは見当たりません。でも、あちこちがチクチクして痛いのです。実を良く見たら、棘とはわからない細い棘がついていました。 無断で採ったので罰があたったのかな?

ネットで調べたら、私が葉だと思っていた団扇(うちわ)形のものは茎でした。早速、実の中身を見たくなり、 いただいてきた実を今度は棘に注意しながら、二つに割ってみました。まだ青い実も中は赤く熟していたのには、ちょっと驚きました。
熟れた実は見るからに美味しそうでしたが、試食はやめました。



ウチワサボテンはメキシコが原産地ですが、南イタリアやスペインの地中海沿岸などにもたくさん見られるそうです。 これらの地方では、ウチワサボテンを食用にしています。完熟したウチワサボテンの実は、 洋ナシとメロンの中間のようなジューシーで甘い味がするそうです。茎もステーキなどにして食べられるそうです。 茎のステーキはどんな味がするのでしょうね?棘は調理しているうちになくなるのかしら?などと思いました。

花言葉は『燃える心』『偉大』『枯れない愛』などです。『偉大』は過酷な環境でも育つから、 「枯れない愛」は水をあまり必要とせず育つから。どちらもサボテンの強い生命力を思わせ、うなずける花言葉です。


思うようにアップできなかったこの1年ですが、今年も『いつもいっしょ  幡豆いきもの写真館』を訪ねていただき有難うございました。 来年もよろしくお願いいたします。みなさまにとって、来る年が良い年でありますよう祈念致しております。

12/30/2017    







セイタカアワダチソウ(背高泡立草)

いちめんの黄色は背高泡立草   今井 杏太郎


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今年もあちこちで背高泡立草を見かけましたが、その殆どが枯れて今は見苦しい様相を呈しています。 1週間ほど前に八幡の調整池の近くで見かけた「背高泡立草」は日当たりが悪いせいか、今を盛りと、 とてもきれいな花を咲かせていました。

みなさんは背高泡立草にどんな印象をお持ちでしょうか?多分あまり良くない印象を持っている人が殆どではないかと思います。 というのも、昭和40年代には、屋根に届くほど大きくなるこの花が大増殖をして、周囲の植物を枯らし、 日本の在来植物が全滅するのでは?と危惧され、「黄色い悪魔」などと呼ばれたりしたことがあるからです。 実際、外来生物法により要注意外来生物に指定されているほか、日本生態学会によって侵略的外来種ワースト100にも選ばれているのです。

こんな嫌われものの「背高泡立草」ですが、明治時代の末頃に切り花用の観賞植物として日本に持ち込まれたと知り、 ちょっとびっくりしました。今まであまりじっくり見ることがなかった花ですが、良く見るとなかなか可愛い感じの花です。 その上、「背高泡立草」の花には浄血作用があり、ハーブティーや入浴剤としても使え、更に茎はすだれの材料にもなると知り、 またまたびっくりしました。

この時期に咲く アキノキリンソウ(秋の麒麟草)や 「ブタクサ(豚草)」も黄色い花で背丈も高いことから、 よく「背高泡立草」と間違われますが、秋の草花の代表格だった「秋の麒麟草」は環境の変化などから、今ではほとんど見かけられなくなりました。
 「背高泡立草」の花は鮮やかな黄色なのに比して、 豚草の花色は淡黄色 なので、まず見間違うことはなさそうです。 秋に山野や荒れ地、道端などで背の高い黄色い花を咲かせる植物を見かけたら、「背高泡立草」だと思ってほぼ間違いがないようです。

「背高泡立草」は要注意外来植物に指定されていますが、最近では「豚草」の方が嫌われものになっています。 「豚草」は風に花粉を運んでもらう風媒花なので、花粉が風に乗ってそこらじゅうにばらまかれ、花粉症を引き起こす原因となるからです。 秋に花粉症で悩まされる人は、この「豚草」には要注意です。
 一方「背高泡立草」は虫媒花で、花粉が風に乗って飛ぶ心配もなく、花粉症とは無縁ですが、 花粉をさわった手で目などをこすることは厳禁とのことです。

「背高泡立草」の花言葉は「生命力」だそうです。誰もが納得する花言葉ですね。

12/5/2017    







ツワブキ(石蕗)

本堂へ 橋をかけたり 石蕗の花   夏目 漱石


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お墓参りがてら、安泰寺さんへ行ったら、石段の隅っこにひっそりと石蕗(ツワブキ)の花が咲いていました。

蕗(フキ)という名前がついていますが、蕗の仲間ではありません。葉の形が蕗の葉に似ていて、しかも艶やかなので、 「艶蕗(つやふき)」「艶葉蕗(つやばぶき)」が転訛して「ツワブキ」になったと言われています。 漢字で「石蕗」と書くのは、もともと海岸の岩場や崖などに自生していたからだそうです。

石蕗は日陰でもよく育ち、冬でも緑の葉が茂る常緑多年草で、草丈は 30~50p 位で、 晩秋から冬にかけて菊の花に似た黄色い花をつけます。園芸植物として、主に日本庭園で、 石組みや木の根元などに使われ、古くから親しまれてきました。

石蕗の葉や根茎には抗菌作用があり、食あたりや下痢に効果があるそうです。 また、生の葉を火であぶり、柔らかくなったらちぎって患部に貼ると打撲、おでき、切り傷に効果があります。 これは実際に試したことがありますが、効いたように記憶しています。

石蕗の葉は天ぷらにすると美味しいと聞いたことがありますが、私はまだ食べたことがありません。 九州名産の「きゃらぶき」は、この石蕗の茎で作られるそうです。どんな味がするのか、 一度食べてみたいような気がします。

石蕗は「石蕗(つわ)の花」として、冬の季語になっています。 花言葉は「いつも笑顔で変わらない」「謙遜」などです。

11/12/2017    







セイオウボ(西王母)

西王母 半開きにて 落ちにけり 詠み人知らず


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昨年の9月の半ば頃でした。我が家を訪ねて来た知人が、玄関の一輪挿しにさしてあった筒状の『西王母』を見て、
「この花は何ですか?まさか椿じゃないですよね?」
と、びっくりしたように私に尋ねました。

驚くのは無理からぬことで、暑い日に椿の花に似た半開きの筒状の花を見れば、誰でも??と思うからです。 この『西王母』は早咲きの椿の一品種で、江戸末期に加賀藩士が開発し、 特に金沢では茶花として高く評価されている名花なのです。 この花はパッと開かずに、やや筒状に咲くのが特徴と言えるかもしれません。

もともと『西王母』は、中国の神話に登場する仙女の名前で、 3000年に一度結実する不老不死の霊薬とされる桃の木の所有者でした。 椿のつぼみ のふっくらとしたところが、桃の実を思わせるのでこの名前がつけられたと言われています。

『西王母』は9月頃から3月頃まで花をつけ、開花期が長いことでも珍重されています。 花言葉は「夢がかなう」「聡明」です。

※  『西王母』の花は一度に沢山咲かない上に、天候不順できれいな花びらがなく、
       残念な写真になってしまいました。

10/31/2017    









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この写真はいつの間にか我が家の畑から消えてなくなった風船唐綿です。友人と散歩していて見つけたこの植物には、 ちょっぴり悲しい想い出があり、懐かしくて遠くの方からこっそり撮らせてもらいました。

退職してから、何もわからぬままに始めた花作り。若くして亡くなられたご近所の方が、「実がなると、生け花にも使えますよ。」 と言って、何種類かの苗を下さった中に、この風船唐綿が入っていました。
そして、花の育て方を懇切丁寧に教えて下さいました。その方の花畑には珍しい花が、いつもいっぱい咲いていたものです。

この風船唐綿は6〜7月に 白っぽい可愛い花 を咲かせますが、花より写真のような実がユニークで風情があり、 ハリセンボンのようなとげが特徴です。このとげようの物は柔らかくて触っても痛くありません。 実がなった時には嬉しくて、この実を主材にして早速生け花に使いました。

初めて、風船唐綿に鋏を入れた時、白い樹液が出ました。今回、知ったのですが、この樹液は、 目に入ると角膜が白く濁り、霞んで見えなくなるという毒があるのだそうです。点眼薬で治るそうですが、注意が必要とのことです。

晩秋になり、 実がうす茶色に変色 してくると、実がはじけて、裂けた実から多くの綿毛がついた種が出て来て飛散します。 この種は寒さにあまり強くないとのことですが、幡豆は暖かいのか放っておいても、翌春には芽が出てきました。
ただ、風船唐綿をアブラムシが好むらしく、消毒をしないと、上の方にびっしりアブラムシがついたのには、悩まされました。

花言葉は「隠された能力」(風船唐綿の花)「いっぱいの夢」(風船唐綿の実)です。

10/15/2017    


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